伊雑宮御田植祭 6月24日(水)
磯部に初夏の到来を告げるお祭りが6月24日に開催されます。
白真名鶴(しろまなづる)の伝説がその起源と伝えられる伊雑宮御田植祭(いざわのみやおたうえまつり)は、
千葉の香取神社、大阪の住吉大社とともに日本三大御田植祭の1つに数えられています。
勇壮な男達が大きな団扇のついた忌竹(いみだけ)を奪い合う竹取神事、
古式ゆかしい装束に身を包んだ太鼓打ちや簓摺(ささらすり)らによる田楽が響きわたる中、
白い着物に赤いたすきがけをした早乙女たちによって厳(おごそ)かに行われる御田植神事。
その後、伊雑宮の鳥居に向けて行われる踊込み・・・歴史を感じられます。
また、この神事は地元では「おみた」と呼ばれています。
◇おみたのタイムスケジュール
8:10 杁(えぶり)・田道人(たちど)役は「七度半」の使いにたつ
10:00 「式三番」を納める
10:30 伊雑宮の一ノ鳥居内に整列し、修祓をうける.御正殿に参拝、修祓所にて神官は作長に早苗を授ける
10:50 伊雑宮より御料田へ参進する。神官は御田を清め、作長は左、右、中と早苗を奉下する
11:05 早乙女、田道人(たちど)らは苗代を三周半して早苗を取る
11:20 「竹取り神事」
11:30 「御田植の神事」小謡九番がすむと中休みとなり、奉仕者は若布(わかめ)の引張肴で酒宴
次いでおくわか、さいわかによる「刺鳥差(さいとりさし)の舞」続いて小謡十番から十八番まで唄う
(12:50頃 修了)
15:00 「踊り込み」御料田から約2時間かけて伊雑宮一ノ鳥居まで練る
17:00 役人一同一ノ鳥居内に整列し太鼓、簓(ささら)の三人が千秋楽の舞を行い、神事はめでたく終了する