大阪や名古屋から伊勢志摩、夕雅へお越しいただく重要なアクセスに近鉄電車はかかせませんが、このたび近鉄は新型特急をリリースします。
伊勢神宮式年遷宮に合わせ伊勢志摩地域活性化の起爆剤として近畿日本鉄道が開発を進めてきた新型観光特急「しまかぜ」のデビューまで、あと数日となりました。
3月21日のデビューを待つ「しまかぜ」は6両編成で、大阪難波駅~賢島駅間を約2時間20分、近鉄名古屋駅~賢島駅間を約2時間で結び、それぞれ1日1往復します(水曜日を除く)。
近鉄初のブルーを基調としたカラーリングで、志摩に吹く爽やかな風をイメージしております。1・6号車には6枚のガラスでシャープな多面体フェースデザインを採用し、床を72センチ高くしたハイデッカー構造の先頭車両はフロントビューが楽しめる展望車両となっています。
「しまかぜ」の開発の中で最もエネルギーを注いだ1・2・5・6車両の112の客席には、3列配置の本革プレミアシートで、シート前後の間隔を私鉄では最大となる125センチを確保しております。ふくらはぎを支えるレッグレストや背もたれは電動、腰部にはエアークッションを付けマッサージ機能も充実しています。
また乗客の要望に応えられるように研修を重ねてきた専属のアテンダント(接客係)が6~7人同乗し、車内販売やカフェでのサービス、おしぼりの配布などきめ細かなおもてなしも実行し、伊勢神宮・式年遷宮の歴史や伊勢志摩の観光スポット、おすすめ情報などのガイドも安心です。
車内では、伊勢角屋麦酒が製造する地ビール「神都麦酒(しんとびーる)」(500円)や地サイダー「エスサイダー」(350円)、赤福の赤福餅2個入りの銘々箱(220円)、志摩観光ホテルのオリジナルアイスクリーム(400円)、志摩の人気菓子店「お菓子職人おとべ」の米粉リアスクーヘン(500円)など伊勢志摩ならではのご当地人気商品も販売もあり楽しみです。
料金は、通常の特急券+乗車券にしまかぜ料金1,000円を加算して、大阪難波駅~賢島駅間片道4,810円、近鉄名古屋駅~賢島駅間片道4,480円。和風・洋風個室利用の場合は、別途1室1,000円がかかります。
発車時刻は、
・大阪難波駅発 鵜方駅着 平日 10:40発 ⇒ 12:55着 休・祝日 10:20発 ⇒ 12:41着
鵜方駅発 大阪難波駅着 平日、休・祝日 16:05発 ⇒ 18:19着
・近鉄名古屋駅発 鵜方駅着 平日、休・祝日 10:25発 ⇒ 12:21着
鵜方駅発 近鉄名古屋駅着 平日、休・祝日 15:45発 ⇒ 17:47着
今までにない「乗ること自体が楽しみとなる」鉄道の旅を満喫し、伊勢へ、志摩へ、夕雅へおこしくださいませ。